フェザンレーヴ

  1. トップ
  2. フェザンレーヴ「ならでは」の仕事
  3. ユーザー目線での媒体作り

ユーザー目線での媒体作り「.RECO(ドットレコ)」

「.RECO(ドットレコ)」はフェザンレーヴが立ち上げたB3サイズ(四つ折り)のフリーマガジンで、総合オンラインストア「Amazon.co.jp」の広告同梱サービスを利用して、同サイトで購入された書籍・CD・DVD・ゲームの商品配送先へ、商品と同梱されます。毎回30万部ほど発行・配布しています。
フェザンレーヴは自社でこの媒体を立ち上げ、現在も企画・制作を含めた運営をしています。
今でこそ多数のクライアント様から高い評価をいただいていますが、ここに至るまでには試行錯誤が…。
企画の立ち上がりから現在までの経緯を、開発・営業担当の富樫憲之に聞きました。

「.RECO」立ち上げから現在まで

-「.RECO」の話が出る以前から、Amazon.co.jp(以下「アマゾン」)とのお取引はあったのですか?

昔からお取引があったわけではないんです。当時、新たな自社媒体の開発を検討している最中で、あるときAmazon.co.jpへの広告出稿経験を持つクライアントと話をしていたら、「レスポンス率が高いんだよ」という話を伺ったのが発端です。
実は、私を含めた社内の人間がAmazon.co.jpのヘビーユーザーだったんです。しかも荷物の届け先を職場にしていたので、席の周りにどんどんAmazon段ボールが積み重なっていく状態で。(笑)
それもあり、「じゃあ一度、アマゾンと話をしてみよう!」ということで伺ったのが、お付き合いの始まりでした。

-最初から「.RECO」という形でスタートを?

いえ、最初は「チラシ連合企画」的な小冊子を数回発行し、資産運用や保険などのダイレ クトレスポンス系クライアントを中心に営業していました。これはこれで、収支的には黒字でしたし、一つの同梱媒体として成功していたと思います。

-でも、それに飽き足りなかったんですね。

そうですね。一般的な同梱媒体の多くは、ダイレクトレスポンス系の広告で大部分が占められている感があります。クライアント層をもっと広げるためには、これらの媒体との根本的な差別化が必要です。 そこで、「Amazon.co.jpでこそできる、オンリーワンの同梱媒体」「自分が一人のユーザーとして読みたいと思える媒体」を作りたいと考えた結果、生まれたのが「.RECO」です。
Amazon.co.jpで書籍・CD・DVD・ゲーム等を販売しているサプライヤを新たなクライアントとして想定し、純広告ではなく全て編集タイアップ記事で構成しました。「Amazon.co.jp購入者に対してRECOがレコメンドするエンタテインメント情報が満載のフリーペーパー」という見え方を目指したのです。

-あ、今気付いたんですが、もしかして「RECO」は「レコメンド(RECOMMEND)」の略ですか?

そうなんです! 皆さん、最初は気付いてくれないのですが。(笑)
それに加えて、「Amazon.co.jp」の持つレコメンド機能を、紙の上で実現させよう! という意気込みも含めたネーミングでもありました。あれって、すごい機能ですよね、本当に。

-そうですねぇ。私もよくお世話になってます。
話は戻りますが、「.RECO」では、かなり急激にクライアント業種を転換したのですね。

実はそうでもなくて。最初にテスト号を発行するときは、「クライアントの幅を狭めず、広く取ったほうが得策だろう」と考えて、従来通りダイレクトレスポンス系のクライアントにもアプローチしていました。 その結果、テスト号は首尾よく満稿となりましたので、そのまま「Vol. 1」の発行へと進んだのですが……。

-あれ? もしかして「満稿にならなかった」とか…?

いやいや、満稿にはなったのですが、サプライヤ以外の広告が占める比率が高くなってしまい、全体的に「エンタメ情報満載!」という誌面にならなかったんです。
やっぱり、「エンタメ的な読み物」として成立する記事で誌面を構成したほうが、受け手の閲読意向も高くなり、結果的に広告媒体としての価値が高くなるはずですよね。そのためには、もっとサプライヤの広告を増やすべし! ということで、「Vol. 2」以降は営業方針を「基本的にサプライヤ広告で固めつつ、サブ的にそれ以外のクライアントにも営業をかける」という形に修正しました。

-なるほど。その方針転換から号数を重ね、現在の最新号は「Vol. 4」ですが、思い通りの誌面になってきましたか?
※このインタビューは2011年6月に収録したものです。

はい。1ページ目から3ページ目までが全てサプライヤ(エンタテインメントとデジタル製品)の記事で埋まり、4ページ目も、一つのテーマに沿った内容に統一することができました。これならば「読み物として綺麗にまとまったフリーペーパー」だと胸を張って言えると思います。

クライアントやアマゾンにとっての「.RECO」

-クライアントから見たとき、「.RECO」はどんな位置付けの媒体でしょう?

サプライヤ、特にエンタテインメント系のクライアントにとっては、「Amazon.co.jp」は最も商品が売れる場所になっています。そこでの販促ツールである「.RECO」は、クライアントにとっては決して無視できない存在となっているようですね。段々と評価が高くなっているのを感じています。
実際、営業を進める中で、「Amazon.co.jp」の持つパワーというか、ブランド力というかを改めて実感してます。「Amazon.co.jp」の広告同梱サービスを利用することによって、まるで自社媒体のように扱えるというのは、営業的には非常に大きな武器になっていますね。
肝心の広告効果の面でも、多くのクライアントにご満足いただいてます。「.RECO」にご出稿いただいた広告への反響が大きかったため、単独の商品同梱も実施してくださったクライアントもいらっしゃいます。あとは、いわゆる「フェザンレーヴの自社媒体」であり、原則的に他の広告代理店が扱っていないため、クライアントにとってサプライズのある媒体となっています。新規クライアントへのアプローチが非常にしやすいですね。

-では逆に、アマゾンはどのように捉えていらっしゃるのでしょうか?

同梱費用が収益として確保できる点に加え、「Amazon.co.jp」取扱商品の販促になる点を評価していただいています。さらに「ハイクオリティな誌面のフリーペーパーを配布できる」という顧客サービス的な側面も大きいようです。
弊社に対しても、お取引が始まった当初に比べれば、「パートナー」として認めていただけているんじゃないか、と思います。というか、そう思いたいですね!(笑)

これからの展望

-では最後に、「.RECO」のこれからについての野望や展望を。

現状では、年4回発行しているものの、一定のペースを徹底できていない状態です。これをコンスタントに発行し、更に、全ページをクライアント1社だけでまとめた特別号も発行できるようにしたいと思っています。
そのためには、まずは媒体力を更に高めることによって、レギュラークライアントの満足度を高めるとともに、より多くのクライアントに活用していただくことが必須の条件になります。
さらに、社内の体制を整えたり、担当者個々の営業・制作スキルを高めることによって、1つの号の発行にかかる負担を抑えることも必要ですね。
まだまだやるべきことは沢山ありますが、一つ一つ達成し、安定的な発行へと繋げて行きたいと思います。
あ、それと、いつかは「.RECO」の記事作成のために海外取材とかにも行ってみたいです!(笑)

※Amazon.co.jpは本広告や広告主のサービスのスポンサーではありません。Amazon.co.jpおよびアマゾンは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です

富樫 憲之(とがし よしゆき)
2008年入社。メディアセールスグループ所属。
「.RECO」だけでなく、リアル・webを問わず多岐に渡る媒体を織り込んだプランをご提案できるよう、日々精進中。また、自社のECサイト「monoria」の運営なども担当している。